奥野かるた店

奥野かるた店(おくのかるたてん)
[趣味・芸術] カルタ、ゲーム、玩具、古書

「かるた」を中心とした「遊び」の専門店

 三代目店主で現在、取締役会長の奥野伸夫さんの祖父が将棋の駒などを売る商売をはじめたのが明治時代。かるたを売る商売は二代目が、芝公園で大正10年からはじめた。神田に店舗を構えたのが昭和27年。長い歴史を持つ、「遊び」の専門店である。1階には話題の「魚魚(とと)あわせ」やオリジナル商品「宮沢賢治木版歌留多」「江戸いろはかるた」「京いろはかるた」、そして「四字熟語合わせ」などの人気カードゲームや将棋盤、花札、百人一首が並ぶ。

奥には江戸時代につくられた百人一首や日本各地の花札、地方札の原版などを見ることが出来る。そして2階にはかるたのほか、室内ゲームなどがずらり。まさに「遊びの館」である。

 かるたへの思い入れをやさしい口調で語る奥野さんの心は、スタッフのお客さんへの対応にも表れる。あまりの商品の多さに戸惑う表情を見せるお客さんに、「どんなものをお探しですか?」と自然に問いかけ、会話の中から目的の商品を見つける、的確なアドバイスを送る。「聞いてよかった」と、贈り物を探していたらしい女性客のうれしそうな声が聞こえた。
 2007年の夏で6年目を迎えた軽井沢の「小さなカルタ館」にもリピータが来るようになり、話題となった「魚魚(とと)あわせ」など、カード遊びの良さが再認識されている。「もっとかるたのイメージアップに貢献したいです。」と話してくれた奥野さんの柔らかな瞳が印象的だった。

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