廣文館書店

廣文館書店(こうぶんかんしょてん)
[新刊書店]

神保町の交差点に位置する
『街の本屋さん』

 靖国通りと白山通りが交差する、神保町の「へそ」とも言える「神保町交差点」に、現店主・丸岡義博さんの祖父が広島県から上京して店を構えたのが昭和のはじめ頃。ご本人は生粋の「神田生まれの神田育ち」。地元の錦華小(現・御茶ノ水小)の卒業生だ。広島県全域に店舗を展開する書店、「廣文館」の東京店でもある。以来、ずっとこの地で書店を営んでいる。

 商品の7、8割は雑誌類。他は文庫本など。「昔は学習参考書など、学生さん相手の本が大半でしたが、ここ何年かでビジネスマン相手の品揃えになってきました」と、店主の丸岡さん。「最近の活字離れの傾向も影響していますが、この街の変化も大きいと思いますよ」と、冷静に街を見ている。1970年代後半から駿河台にあった中央大学が移転をはじめ、それとともに周辺の街並みもビル化、オフィスなどが増え、ビジネスマンが多く見られるようになった。

 このような品揃えとともに、もう一つ店の大きな特徴は、その立地場所。地下鉄・神保町駅から徒歩0分。帰宅途中に電車内で読むための、雑誌や文庫本などの需要が高くなるのも頷ける。また、夜遅くまで営業しているのもうれしい。平日は午前9時から午後11時(土、日曜は午後9時まで)。休日は毎月第3日曜のみ。

「本の街として、新刊書店も古書店もみんなしてこの街を盛り上げていかなくちゃいけないと思います。一番大事なのは、いろんなお客さんのためにいろんな店があること。うちは『街の身近な本屋さん』でいってます。」地元っ子のご主人が、今夜も街をやさしく見守ってくれているようだ。

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