高岡雅宏さんの神保町

私の神保町

Takaoka
東京理科大学大学院修士課程1年/神保町応援隊
高岡雅宏さん
自己紹介
地域の方と連携し神保町を応援するボランティア団体、神保町応援隊に所属する大学院生です。東京の大学に決まり東京に来てから、この近辺を歩き回るうちに神保町に詳しくなってしまいました。神保町をはじめ、小川町・御茶ノ水・秋葉原と長い時間を過ごしてきたこの地域は私の2つ目の故郷と言ってもいいくらいです。
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私が東京に来て、初めて案内された場所が神保町です。田舎に流れてくるマスメディアのイメージなのか、高いビル群や最先端の流行もの、私はそんなものばかりが東京と認識していました。しかし神保町という街にはいたるところで売られている様々な古本、昭和めいた建物で経営される飲食店や喫茶店と、私が学習していた東京のイメージが在りませんでした。描いていた東京というもののイメージを打ち砕かれた!それが私のこの街に対する第一印象でした。

大学1~3年の授業が無い土曜日はほとんど神保町に通っていました。靖国神社のところにある歩道橋から神保町方面をわくわくしながら望み、九段下でお金を少しばかりおろし、今日も何か楽しい本に出逢えるのだろうかと古本屋巡りをしていました。この「私の神保町」では、良く行った(そしてまだ行っている)古本屋を紹介したいと思います。

地下鉄A1出口すぐの「波多野書店」と「@ワンダー」では所狭しと積まれている古本から面白い本を探そうと長居するのはいつものことでした。そして神保町交差点に向かうと、その途中に「神田古書センター」もあり、階段で1階ずつ上がり色々な古本屋に入り、同じように宝探し感覚で面白そうな本を探しました。この時点で靖国通りに面する古本屋のだいたい半分、時計の針はとても回っているのに古本屋はまだ半分も廻っていないのです。その日の気分にもよりますが、早いときはもう片手に本が入った袋を下げていることもありました。

交差点を渡ると後半戦の開始です。理系の学生ということもあり「明倫館書店」には大変お世話になりました。一時期は専攻する専門書の棚での位置、その値段や出入り状況を異様に暗記していたときがあります。そこから淡路町方面へ少し歩くと「小宮山書店」に辿り着きます。店の裏側のガレージに、この本は掘り出し物だな!と思いたくなるような古本を3冊500円や1000円という破格で提供する、ガレージセールをやっている日があります。ジャンルも様々で見ているだけでも楽しいです。また少し歩くと「悠久堂書店」があり美術展の目録とビジネス書と料理本と守備範囲が広く、これまた長居してしまう古本屋です。

これら以外にも様々な分野に精通した古本屋が多くあります。その店舗数は200軒近くにおよび、それはここでは語りきれないほどの数です。目的の本だけを探すのではなく、面白い古本屋を探し巡るのも、またこの街の醍醐味の1つだと思っています。今はこの経験を生かし、毎週土曜日に「本と街の案内所」で街案内をする身になってしまいました。色々な文化の発信基地と成りつつあるこの案内所も、神保町の楽しいスポットの仲間入りです、是非とも遊びにいらしてください。