片岸洋子さんの神保町

私の神保町

古書店店員
片岸洋子さん

 古本が好きで、古本屋に憧れ、神保町の古書店で働きはじめて早数ヶ月。本のヨゴレを落としたり、袋詰めしたり、棚入れしたり。一日中、古本にまみれてはいても、仕事帰りにはやっぱり古本屋さんに寄りたいのです。

 とは言っても、18時〜19時に閉店するお店が多い神保町。そこで私は、「神田古書店地図帖」(各古書店で無料配布中!)を取り出し、19時以降でも開いているお店をチェック。いざ古書店街へ。

 まずは駿河台下の3軒から。美術・文学・サブカル専門の『虔十書林』(12:00〜20:00)は、展覧会図録・映画のパンフレット・古い絵本や幼児向け雑誌など、目に楽しいものばかり。『長島書店<駿河台下店>』(11:30〜20:00/祝12:00〜17:00)一階は、一般書がメイン。ガラスケースに飾られた古い漫画本に目を奪われたなら、ぜひ地下フロアーへ。絶版漫画がたくさん並んでいます。デザイン・写真・美術専門の『かげろう文庫』(11:00〜21:00/土・祝〜20:00)では、かわいい挿絵の入った絵本を探すのが楽しい。東京古書會舘で年数回開催の「アンダーグラウンド・ブック・カフェ —地下室の古書展—」にも参加されていて、洋書絵本などを大放出されています。こちらも見逃せません。水道橋方面をご希望なら、『SNS神保町』(11:00〜20:00)へ。入り口脇の特価本コーナーには、お手ごろ価格の図録がたくさん。店内は、美術・写真・映画・歴史書など。二階はアダルトコーナーなので、女子はご注意。男性はどうぞご自由に。これでもまだ足りないという方は、小川町まで足を伸ばして『澤口書店』(10:00〜22:00/日・祝〜21:00)へ。奥深い店内には、一般書がバランスよく並べられています。奥まで進んだ先にある中二階は、芸術・美術書コーナー。三階はアダルトなので、またもや女子はご注意ねがいます。神田でいちばん遅くまで開いているお店。

 たくさんの古本にふれた後の、心地よい疲労感と幸福感といったらありません。未知なる本、探求書に出会えたのならなおさら。オススメします、仕事帰りに古本屋さん。