押田径子さんの神保町

私の神保町

千代田図書館 図書館コンシェルジュ
押田径子さん
自己紹介
区役所9階でエレベーターを降りて右。貸出・返却カウンターとは反対側の、半円型のサブカウンターにもお立ち寄り下さい。「ガイドツアー」をはじめ図書館総合案内と、古書店・食事処などの地域案内をしております。ご近所ニュースや耳より情報、昔話も大歓迎!
ホームページ
http://www.library.
chiyoda.tokyo.jp/

 初めて神保町を訪れたのは、大学3年の時。恩師の薦めで北沢書店に行き、アメリカ文学の本を探した。アカデミックな雰囲気と沢山の洋書に圧倒されながらもワクワクしていたのを覚えている。それから月日を経て、神保町近くに勤務することとなり、度々訪ねることとなった。

 私のお気に入りは4つ。Tearoom FOLIO、Tea House TAKANO、崇文荘書店、そして山形屋紙店だ。

 FOLIOが好きなのは、アイルランドを思い出す店内の雰囲気とシンプルで美味しいホットケーキが食べられるから。ひとりでゆっくり本を読んだり、考え事をしたり。薄暗く、本に囲まれた雰囲気で心が落ち着く。

 もう1つ、女性1人客に優しいのが、Tea House TAKANO。ホテルのアフタヌーンティーも良いけれど、気取らず気軽に利用できるのが嬉しい。さすが、老舗の紅茶専門店とあり、紅茶好きにはたまらない。種類も多く、気分に合わせて楽しめるが、私のお気に入りは、濃厚なロイヤルミルクティー。贅沢な気分を味わえる。

 次に崇文荘書店。店先にあるボックスを覗くのが楽しい。古書集めが趣味の父から教わった書店で、そのボックスにはちょっと埃をかぶった本たちが入っている。先日は洋古書の綺麗なファブリックブックを見つけた。迷ったので後日改めて見たら、もう売れてしまっていた。今度はTennessee Williamsについての本を見つけ、購入した。気になる作家の本を見つけたり、逃したり、そんな偶然の出会いがまた楽しい。

 そして最後は山形屋紙店。最近通いはじめたばかりだが、季節の便りや手紙を書くときに、風情ある紙たちを見つけられる。いつもおばあちゃんが対応してくださり、懐かしい気持ちになる。贈り物を包んだり、ブックカバーにしたり、今度は和紙に挑戦してみようと思う。

 気づけば、これらはすべて老舗。まだまだ神保町初心者ですが、老舗にこだわりつつ、「私の神保町」をさらに開拓していこうと思う。