カーマ

カーマ(かーま)

カレーの街が誇る小さな名店

「瞬間的に汗が吹き出るような激辛カレーではなく、身体の内側からジワジワ汗が出てくるようなカレーが理想ですね」と語るのは、夫婦でお店を経営する大野さん。

 中華の料理人として有名店で修行した後、バックパッカーとして北米や中南米に2年間滞在していたという、異色の経歴の持ち主だ。「とにかく好奇心が旺盛で放浪の旅に出ていたんです。その途中で旅行資金を稼ぐために日本レストランで働き出して……。もう和食も中華も洋食もというような、典型的な『何でもあり』の店でね(笑)。もともとカレーは大好きだったので、いろいろな作り方に挑戦しましたよ。そして、帰国後もカレー熱が冷めず、自分のお店を出したというわけです。私は多様な料理経験をふまえたうえでの自己流ですが、妻はインド人の先生からスパイスの使い方を習った正統派なんですよ」

 クミン、コリアンダー、ターメリック、チリペッパーなど10種以上のスパイスを使い、しっかりした辛味が好評なチキンカレー。こってりしたひき肉のキーマカレー。たっぷりの野菜と鶏肉を使った甘口のヤブジカレー、肉が苦手な人のために作った野菜カレーと、メニューは4種類。タマネギとダイコン、ピーマンを漬けこんだ、甘酸っぱいインド独特の付け合せ「アチャール」も美味だ。「カレー屋になった今も、美味いカレーを探して食べ歩いています。好きなんですね」と笑う大野さん。好奇心の泉は枯れることがないようだ。

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